恋する小惑星第９話「本当の気持ち」

あらすじ

アバン

みらとの同居案にあおが同意する

A

引っ越ししたくないと母(詩織)に告げるあお
- 地学部員たちと作成した「新生活提案書」を渡す
  - 木ノ幡さんのお宅に居候する案
    - 住まいについて
      - みらのお姉さんのみささんが大学進学で部屋を開けるとのことで，その部屋をお借りする．
    - 家事の分担について
      - みらのお母さんと話し合って出来るだけ手伝う．
    - 月の生活費・家賃について
      - スズヤベーカリーでバイトをして，お母さんには少しでも頼らないようにしたいけど，これもみらのお母さんと相談して具体的な金額を出す．
      - 月々のおこづかいを生活費に充てる．
  - 親の目線から見ると考えが足りないと言われる
    - 他所の家に子供を預ける不安
    - 金銭面での問題
- 無理を言っているのはわかっているが，みらと一緒に夢を追いかけたいと述べ，頭を下げるあお
  - 母は，こんなに自分の事を話してくれたのいつぶりかしら，と考え，お父さんが帰ってきたらもう一度話し合ってみようと述べる
- みらの母(夕子)はすでに承諾している
  - 心配事もあるけど，子供の夢は応援したいものなのよと述べる

地学部でメンバーたちに両方の両親から承諾を得たことを報告するみらとあお
- みらとあおは互いに，悩みを気づけなかったことと隠していたことを謝罪する
  - 互いに，気配りできるようになる，自分の気持を伝えるようにする，と述べる

スズヤベーカリーを訪れ，感謝を述べるみらとあお
- すずは，みさが遠くの大学を受験していたことを自分に伝えていなかったことで内心落ち込んでいる
- 桜先輩からバレンタインチョコの作り方を教えてほしいと依頼されるすず
  - 桜先輩は地学部のメンバーに友チョコを渡すことを計画している
    - すずは，みさにチョコを渡すかどうか悩む
  - 型抜きチョコを作るすずと桜先輩
    - ただ冷やして固めるだけではない
    - 「チョコレートの不思議おいしいチョコの30レシピ」
      - チョコに含まれるココアバターの融解特性が重要
        
        テンパリング(温度調整)を適切に行うことで，結晶構造が均一になり，つややかで柔らかい口当たりの，おいしい
        
        IV型・・・イマイチ
        
        V型・・・おいしい
        
        43℃
    - 桜先輩の作ったチョコをもらったすずが，そうやって素直になればもっと魅力的なのに，と述べる
      - 桜先輩は，すずだってお調子者でいつも本心見せない，と返す
- 地学部の部室でチョコを交換する部員たち
  - すずはみさにチョコを渡す

B

卒業式．地学部部室にて，スマホでアパートを探すモンロー先輩
- みらたちがモンロー先輩の合格を祝う
- モンロー先輩の回想
  - １年前に天文部と地質研が合併したとき，部をもり立てられれば内申点で受験が有利になるかもと考えていた
    - 他の部員たちと違い，自身の目標は先の話なので，一歩引いて管理と指導に徹していたが，同時にそれで楽しいのかと悩んでいた
- 卒業式後，写真撮影するメンバー
  - みらが先輩たちに記念品を渡す
    - 月の模型
    - ボーリングコアのミニチュア
    - モンロー先輩の写真を追加したメンバーのアルバム
      - 自身が笑っている写真を見て，楽しめていたと気づくモンロー先輩
- 帰り道，自身が悩んでいたことを桜先輩に話す
  - 会話から桜先輩と同じ大学に合格したことがわかる

春休み．あおがみらの家に引っ越す
- 荷解き中，みらがあおの荷物を勝手に開けたため２人がけんか状態に
  - ジャイアント・インパクト説
    - 月は地球に隕石がぶつかってできた
  - 捕獲説
    - 月が遠くから飛んできて地球の引力に引っかかった
  - みさとあおの会話
    - 別の環境で育ってきた二人が同居するのだから，この先もっといろいろなことがあると述べるみさ
      - みさが神棚の世話と，みらのことをよろしく頼むとあおに依頼する
  - あおがみらの部屋を訪れる
    - みらが謝罪する
    - あおは引っ越しでお別れするときに渡すつもりだったとしてマグカップを渡す
  - 夜空を見上げるあおとみら
    - 金星が出ている
      - 先週，水星が一番見やすい時期だった
        
        東方最大離角
        
        太陽から一番離れて見える
        
        離角（りかく）とは、位置天文学において、ある点から見た2つの天体のなす角度である。とりわけ「惑星の離角」と言った場合は、地球の中心から見た太陽と惑星のなす角度（地心真角距離）をさす[1]
        
        ある惑星から見て、それよりも内側に軌道のある惑星（内惑星）は、太陽とその惑星との離角がある一定の値以上にはならない。これを最大離角といい、太陽よりも内惑星が東側にある場合を東方最大離角、西側にある場合を西方最大離角という[1]

高校の廊下で地学部の勧誘をするみらとあお
- 桜井千景と七海悠が登場

参考文献

フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』, "離角", https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%A2%E8%A7%92

感想

無理を言っているのはわかっているが，みらと一緒に夢を追いかけたいと述べ，頭を下げるあお
- 日常生活や大事な決断において，自分の望むことを要求すれば，意外に通る事が多い気がしている
  - ほとんどのケースで，自分自身で自分の望みやアイデアを否定して引っ込めている．提案もせずに．
    - 自分の望みを言えばその実行は自分しかできないので，計画が必要だしプレッシャーがかかる
      - 他人の案に乗っかっておいたほうが楽なので，自分をリーダーにしようとしない
        
        しかしそれでは自分の望むものは得られないので，いつの間にか自分の望みなんて持たなくなって，
        
        灰色の大人になって干からびていく
        
        自分の望みを追求することは大事