恋する小惑星 第4話 「わくわく!夏合宿!」

あらすじ

アバン

  • すずやベーカリー.すずがバックヤードでみらとチャットしている
    • 地質部の夏合宿で地質標本館[1]とJAXA[2]に行くと述べる
      • ロボットみたいな車
        • つくば.

A

  • 回想.地質部でメンバーと幸先生が話している
    • 幸先生のばあちゃんちに泊まって宿代を浮かせ,JAXA宇宙センター,地質標本館,ジオパーク等のいろんなところを見学するプランを説明する幸先生

 

  • 孔雀石
    • 地質標本館で興奮した様子の桜先輩といの先輩
  • 黄鉄鉱
  • 石英(水晶)(日本式双晶)
    • 山梨県の石(鉱物)
      • 各地で採れる特徴的な石は県の石に認定される
  • 桜石
    • 京都府の石(鉱物)
    • いの先輩のお気に入り.天然記念物
  • 宝石標本
    • 幸先生が全部でいくら位の価値かな,と述べる

 

  • みらは河原で拾った泥岩が化石かもしれないので鑑定してもらいに来た
    • ころんだ表紙に割れて,内部に黒い植物のような跡がある
    • 自分で調べるために「楽しい化石 / 文・絵・田中花子 監修・山田太郎」という絵本を持ってきている
      • 動物や植物が死んですぐに砂や泥にうまるのがポイント
        • そうでないと他の動物に食べられたり腐敗する
      • 泥の重みに押されたり鉱物が染み込んだりして数万年で化石になる
        • 最近の研究では数週間でできたものもある
    • 桜先輩曰く,堆積岩がある場所ならどこでも化石が出る可能性がある
      • 「数万年ぶりに表に出てきたのだから何者なのか見定めてあげたい」

 

  • 地質標本館の職員2名とみらたち
    • 鑑定した男性職員はみらの石は化石ではないかもしれないと述べる
      • 女性職員がしのぶ石(デンドライト)について説明する
        • 岩の間にマンガンなどが流れ込んで植物のような模様になることがある
          • 化石と間違えやすいから偽化石と呼ばれる
      • 男性職員が3ミリ位の光って見える魚の鱗と思われるものを発見
        • また,細かい筋(海綿動物の骨)を発見
        • 小さいけど化石であると告げられてみらは喜ぶ
      • 男性職員が石を見つけた場所の地質図の解説をプリントアウトしてくれる
        • 資料はネットで見られる.使い方も教えてくれた模様

 

  • 帰りの車中.幸先生の運転
    • 地質班の2人は眠っている
      • 幸先生の祖父母の家についても桜先輩は起きない
        • みらとあおが幸先生の祖父の帽子にJAXAと書いてあるのを発見するが,よく見るとJAのロゴに文字を付け足したもの
          • 幸先生曰く,「宇宙好きな農家のじいちゃんだよ.温かい目で見てやって」

B

  • 宇宙センターにて「小惑星を探しています.」「情報求ム!」と書かれたダンボール板を掲げて声を張り上げるみらとあお
    • 親子連れに声をかけられ飴をもらっている
    • 見学ツアーの集合場所を探す幸先生
      • 幸先生の祖父が来たがっていて,不在着信が多数入っている
    • 宇宙ロケットの本物が展示されている
      • 天文班の3人の興奮した様子が描かれている
        • 幸先生はみらとあおが小惑星に関心を持っていることを初めて知る描写がある

 

  • ツアー中  
    • 説明映像に感動するみら,あお,幸先生
      • 宇宙飛行士養成棟にバスで移動
        • モンロー先輩が真剣な表情
          • 桜先輩曰くあこがれの場所とのこと
    • 船外活動ユニット
      • 120kg.生命維持装置,酸素,バッテリーを積んでいる
    • 閉鎖環境訓練施設
      • 963名から10名が選抜されて試験を受けた
      • 桜先輩がツアーガイドに宇宙飛行士に必要なことを質問する
        • 健康であること,英語が堪能なこと,協調性があること
        • 「だそうよ」とモンロー先輩に話しかける桜先輩
          • モンロー先輩はサンキューベリーマッチと答える
    • この様子を見ていたみらたちは小惑星のことを尋ねることにする
      • しかしツアーガイドは小惑星のことは知らず,展示館の解説員なら知っているかもしれないと述べる
        • みらたちは展示館に向かう
    • 人工衛星の展示がある.
      • はやぶさの展示の前に居る解説員に聞くあお
        • このセンターは主に宇宙開発を行っており,惑星探査機の展示はあるが,新天体の発見については(専門外)
        • 全国の他の拠点には専門化がいるかもしれない
          • みらも見つからなかったが,全国の拠点を一つずつ当たればいつかはたどり着けると述べる
    • shop
      • 宇宙食,宇宙服のレプリカ
      • みらは何かを大量に購入している

 

  • 帰り
    • お手洗いに行ったついでにモンロー先輩は宇宙ロケットの実物に触れないかもう一度試すが,やはり届かない様子

 

  • 帰宅後
    • 祖母がバーベキューの用意ができていると述べる
    • 祖父が持て余した時間で頑張ったと述べる
      • 幸先生は連れて行かなくて悪かったといってJAXAの帽子をプレゼントする
    • 望遠鏡を出す
      • 地学部の架台は縦横に動かす経緯台
      • 幸先生の祖父のものは地球の自転に合わせて動かせる赤道儀
        • こちらのタイプはハンドル一つでずっと追尾できて楽
      • 月が意外とすべすべしていると述べるいの先輩
        • モンロー先輩が,満月のときは太陽の光が正面からあたっているからクレーターの凹凸が見えにくいと解説する
        • 桜先輩が,クレーターが多い明るい部分は主に斜長岩,暗い部分は玄武岩でできていると解説する
    • イカをもって幸先生と祖母が現れる
      • 古いチラシ「高校生向け新天体発見プログラム」
        • 夏休みに天文台でやっている「きら星チャレンジ」というぷろぐらむ
          • 幸先生は昔参加していたが,新天体は発見できなかった
          • 申込締切は過ぎてしまっている
          • 海上石垣島
          • 対象が高校生,選抜課題で7名を選抜
        • みらとあおは少し進んだ気がすると希望を持つ
    • 布団を敷いて話す部員5人
      • モンロー先輩が宇宙飛行士になりたいと話す
        • 大きすぎる夢でちょっと恥ずかしいと述べる
          • 桜先輩が,具体的な目標が見つかっていない私からすれば,あんたたちはそれだけでもすごい.自分の夢を遠慮なんてしないでよね.と述べる.
      • いの先輩が,「やりたいことが見つかったかもしれない」「行きたいところがあって」と述べる

 

  • 予定変更して国土地理院を訪れる
    • つくばVLBIアンテナ(1998~2016)
      • 幸先生の高校生時にはあったアンテナがなくなっている
      • みらがアンテナの顔出しパネルを見つける

 

  • みらの自室,夜
    • 先輩たちの新しい一面を知ることができた
    • 河原で見つけた化石みたいな星がきっとあるはず,と希望をもつ

 

参考文献

[1] フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』, 地質標本館, https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E8%B3%AA%E6%A8%99%E6%9C%AC%E9%A4%A8

[2] フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』, 筑波宇宙センター, https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AD%91%E6%B3%A2%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC

感想

  • 宇宙飛行士の合格率は1%を切るらしい.
    • 筆者は昔から人がたくさん集まる場所には魅力を感じられないのだが,近年になって単にビビっているだけなのだなと気づいた
      • 人や資源が集まることには価値があるし,それを集められる能力には価値があるんだ
        • 自分で集めていない人は誰かによって集められた人と資源の恩恵に預かって生きてるにすぎないから

 

  • 本筋と全く関係ないが,15:20くらいに出てくる宇宙服をモチーフにしたトイレのマークが,もし色弱の人だったら男女判別しにくいだろうなと思った.