恋する小惑星 第3話 「思い出はたからもの」

あらすじ

アバン

  • みらとあおがみらの家で勉強会中
    • ジョンソン彗星が今月は5等級まで明るくなる
      • 5等級だと望遠鏡でも双眼鏡でも見える
      • Pan-STARRS彗星,タットル・ジャコビニ・クレサーク彗星
    • みらが持っている素粒子の種類のイラストを書いた一覧表に気がつく
      • みらはそのイラストを書いた人のファンだと述べ,あおはそれは自身の母だと答える
        • あおの母はサイエンスイラストレータ
          • すずが現れて追試組の二人はきりきり勉強するように諭す

A

  • みらは物理と英語,あおは数学が追試対象
    • あおは前日の夜に見た星の名前を誤ってテストの名前欄に書いたため0点だった
  • みらがすずに物理の問題の助けを求める
    • あおがすずはみらの家に馴染んでいると指摘され.長い付き合いだと述べる.
      • みらが書いた漫画が置いてある場所も知っている
  • 公式の覚え方としてすずは歌を歌うことを提案する
    • x = V0t + 1/2at2
    • V2 - V02 = 2ax
    • 歌っているとみさが現れる.すずがお土産のシュークリームを取りに行く
      • あおはみさとは初対面なので挨拶すると,みさは色々聞いていると答える
        • みさ曰く,あおはみらの描いた恋愛マンガの登場人物に似ている
          • あおが読んでみたいというとみらは拒否する
            • 「あおは一番読んじゃだめ」と言われてショックを受ける  
  • すずが戻ってくる
    • 座ってシュークリームを食べる4人
      • みらはあおがパートナーだと述べる
        • すずはみらたちが小惑星を見つけようとしていると言いかけてみらに止められ,小学生の娘を育てているパートナー同士だと訂正する
          • みらはみさには内緒にして自分たちの力でみつけたい  
  • みさは受験勉強のため自室に戻る
    • みらははちまき石を縁起物としてみさにわたす  
  • 受験勉強に戻ったはずのみさの部屋からドリル音が聞こえる
    • みさは神棚にはちまき石を祀って壁に取り付け,小惑星という大きい目標をもったみらたちのために願をかける

 

  • みらとあおは追試に合格する  

  • すずやベーカリー(すずの家)であおとみらはアルバイトする

    • みらは六角形のパンを柱状節理に見立てて並べる
      • 柱状節理(ちゅうじょうせつり)は、火山性の玄武岩安山岩に五角形ないし六角形の柱状の割れ目が生じ、蜂の巣に似た形を示した岩石の柱が集合したもの[1]

    • パンのネーミングが独特「妖精のオカリナ」「英国メイドの目覚め」,「貴婦人のお茶会」
    • めぐ(すずの妹)が帰ってくる.
      • みらが久しぶりと言いかけるがめぐの背が伸びており人違いかと考える
        • 部活に入って伸長がのびたとすずが言う
    • めぐが,あおに,すずは学校で楽しくやっているか尋ねる
      • 曰く,すずが地学部ではないので一緒にいる時間は少ないが,丁度いい距離で見守ってくれているお姉さんみたいな感じかも
    • アルバイトが終わる
      • クロワッサンは三日月という意味
        • 三日月にしては太すぎる.月齢7くらい
      • みらが給金を開けて多いのではないかと聞く
        • すずがみらたちの写真をとったのでモデル代として色をつけたと述べる

B

 

  • いの先輩の回想
    • 子供の頃友だちからもらった宝の地図は本物の宝の地図でした

 

  • 初バイト料でショッピングするためあおとみらが駅前で待ち合わせる
    • 少なくとも文房具屋と本屋に行く予定であった
    • いの先輩とすずを見つけて後をつける2人
      • いの先輩らは住宅街に入る
        • いの先輩は嬉しそうになにか撮影する
          • 地図を広げている
            • 路地に入る
              • すずに気づかれる(おそらく,みらがいの先輩らの行動をtwitter的なものでつぶやいていたのにすずが気づいた)

 

  • いの先輩は飛び地を見に来た
    • 飛び地:別の自治体が入り込んでいる場所
    • 地図は地質班の研究対象とはすこしずれるが関わりがある
      • 昨年,いの先輩が色分けされた地図を見ていたところ,桜先輩が現れて地質図というと教えてくれた
        • これがきっかけでいの先輩は地学部に入部した
          • そのため,いの先輩が地質に興味を持ったのは最近
    • 街区表示板の前で4人で写真を取る

 

  • PANDAcoffeeにて
    • みらたちがこの活動も部活でやればよいのではと提案する
      • いの先輩はこれは趣味なので部活とは線引きしたほうが良いと述べる
    • 地図を好きになった理由について,昔友達が描いてくれた宝の地図がきっかけと述べる
      • たからものの内容は,カマキリの卵や蜂の巣,捨てられたエロ本等であった
        • 宝探しもたのしかったが,地図を見ながら歩くといつもの道が違って見える
          • その友達とは学校が代わって疎遠になった
          • みらも宝探しがしたいと言って,いの先輩に地図を書いてくれるように依頼する
    • 会計はいの先輩が負担した

 

  • 夜.いの先輩の部屋
    • 地図を自分で書くのは初めてだと気がつく
      • 桜先輩から電話がかかる
        • 桜先輩はいの先輩が送った石の写真のお礼を述べる
          • 先輩と同じ名前の石:字が違うが,御影石
        • いの先輩はみらに書く地図がどんなものなら喜ぶか尋ねる
          • 桜先輩は,いのが楽しいと思ったものを書けばよろこぶのではと述べる

 

  • 学校.いの先輩が宝の地図をみらにわたす
    • 放課後,みら,あお,すずが地図をみながら進む
      • 渡り廊下を渡って特別教室棟へ向かう
        • 中庭の池の鯉がかわいい
          • 地学室の前の地質図の裏に手紙がつけてあり,昨日撮った写真が入っている

 

  • 地質部部室.いの先輩,桜先輩,モンロー先輩が座っている
    • みらたち3人が戻ってくる
      • 3人とも楽しかった様子が描写される
        • いの先輩の心の声,「あの時もらった宝の地図から始まって,私の楽しい気持ちがこうしてみんなに伝わっていく」
          • 「もっともっとたくさんの人に楽しいのおすそ分けできるといいな」

 

  • 職員室.モンロー先輩と幸先生が会話している
    • 夏合宿の場所が決まっていないので幸先生はナイスな提案があると述べる

参考文献

[1] 癒やし憩い画像データベース, 日本各地の「 柱状節理の海岸(その1)」, iyashi.midb.jp

感想

  • Pan-STARRS計画にある4台の望遠鏡が稼働すると一晩で10TBの撮影データが得られるらしい.すごい

ja.wikipedia.org